2011年06月08日

大震災から3カ月

 6月11日で大震災から3カ月になります。この間のご支援を心から感謝いたします。

 震災時の教会の状況について、教会学校の教師の礼拝説教の原稿(※「続きを読む」をクリックすると記事下に表示されます)に報告されていますので、お読み頂ければ幸いです。

 3月11日からしばらくの間、多い時で60人ほどの方が礼拝堂と集会室で避難所生活を送られました。全国の教会・個人の方からの食糧支援によって、ともに食事をすることができました。




避難してきた方たちと共に献げた3月13日の礼拝






この教会の教会学校で育った青年たちと避難している子供たち


2011年4月24日
「世に来られるはずの神の子」     ヨハネによる福音書11章25~27節

 ○○さんは4月から中学生になりましたね。学校には慣れましたか。生まれる前から教会学校で大切に育てられ、教会の1年間の歩みについてはよくわかるようになったと思います。暗誦した聖句も沢山ありますね。クリスマスに生まれたイエス様は小さな赤ちゃんとして私たちに幸いを与えて下さいました。そしてイースターのよみがえりのイエス様は、力強く私たちに語りかけて下さいます。イエス様は私達の世界に来て下さったまことの神様です。ファリサイ派や律法学者達はイエス様の事を「あなたは人間なのに自分を神としている」と言ってイエス様を信じませんでしたが、信じた人たちにはイエス様は永遠の命を与えて下さるのです。

 今日の聖書はイエス様がマルタに語った言葉です。マルタは妹のマリアと兄弟ラザロと一緒にベタニアという町に住んでいました。ベタニアはエルサレムに近いので、イエス様がエルサレムにおいでになるときは、マルタの家に泊まっていたようですから、とても仲が良かったことが分かります。ある日、ラザロが病気になりましたが、頼りにしているイエス様は別の町へ出かけています。マルタはラザロが心配で、すぐにイエス様に来て欲しいと思い「あなたの愛しておられる者が病気なのです」とお使いの人を出してイエス様に伝えました。イエス様もラザロのことを心にかけておられるのです。

 けれどもイエス様はこの知らせを聞いてもそのまま2日間同じ所におられ、「この病気は死で終わるものではない、神の栄光のためである」と言われたとあります。ベタニアに着いたのはラザロが死んで墓に葬られ4日も経ってからでした。マルタはイエス様に「主よ、もしここにいてくださいましたら、私の兄弟は死ななかったでしょうに」と言います。これに対してイエス様は「私は復活であり、命である。私を信じる者は死んでも生きる」とおっしゃいました。きっとこの時、イエス様はまっすぐにマルタの目を見て言われたのだと思います。マルタもイエス様の目をまっすぐに見つめて聞いていたのでしょう。「ラザロのことは心配しなくて良いのだ、死んでもいきているのだ、イエス様につながって私たちは生きているのだ。どんなことがあってもイエス様につながっていこう、それが私が生きる事だ。」この後、イエス様はラザロを墓の中から呼び出し、復活させたことが聖書に記されています。

 私は今回の地震で、貴重な体験をしました。3月11日は仕事中に地震になり、電車も止まっていたので歩いて帰りました。家に帰る前に教会に来た時、びっくりしました。夜8時位だったと思います。「避難所あります、水・トイレ使えます」と看板が出ています。停電の真っ暗な中、外では赤々とした焚き火を囲んで、信一先生が知らない人とニコニコと話をしています。私の家族は全員揃っています、待ち合わせを決めておいた訳でもないのに。集会室では大きな鍋にスープの準備中、礼拝堂にはお年寄りや小さい子供を連れた人、お腹に赤ちゃんのいる女の人もいて皆不安な表情です。地震が怖くて、家に帰れず困っている人達、50人位でしょうか。皆で今晩ここに泊まるというのです。こんな事は初めてです。どうしたらいいでしょうか。信一先生は外で次々と訪ねて来る人の対応をしています。里咲先生は宮城学院でのお仕事からまだお帰りになっていません。今までいつも一緒に教会の事を相談しながら頼りにしてきた○○先生(CS教師)は、東京にお出かけ中でいないのです。マルタのように不安な気持ちで礼拝堂の十字架を見上げると、次々とイエス様の言葉が迫ってきました。

「あなた方が彼らに食べ物を与えなさい」ルカ9:13
「はっきり言っておく。私の兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである」マタイ25:40
「壷の粉は尽きることなく、瓶の油はなくならない」列王記上17:14
「私にはこの囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。」ヨハネ10:16
「私の恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」Ⅱコリ12:9
「旅人をもてなす事を忘れてはいけません」ヘブル13:1.2
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」ローマ12:15
「有能な妻は、力強く腰に帯し、腕を強くする・・・力と気品をまとい、未来にほほえみかける。」箴言31

 中には教会学校で覚えた暗誦聖句もありました。私は、まず一人ひとりに自分の名前を伝え、「困っている事はありませんか」と聞いて回りました。寒いので毛布が欲しいという人には、毛布が届くまでの間オーバーを脱いで掛けてあげました。○○さん(説教者の夫)に話すと、すぐに家に戻ってありったけの毛布を持って来てくれました。携帯の電池が無いという人がいたので、皆さんに声を掛けると「車で充電できますよ」と申し出がありました。山形の家族と連絡が取れず家に帰れないと不安を訴えるお姉さん達には、ペンライトに電池を入れるのを手伝ってもらいながら、宿屋に泊まれず馬小屋で生まれたイエス様の話をしました。「今まで学校に行くのが嫌だなと思う時があったけど、学校に行けないとなんだか・・・」と悲しそうな小学生には、出エジプトの絵本を貸してあげました。友達と二人で毛布に潜り込みペンライトの小さな灯りで見ていたようです。このようにしてみ言葉に励まされて3日間、皆さんと一緒に食事の準備をし、子供やお姉さん達にイエス様のお話をし、近所の人と色々な話をして教会で過ごしました。そうして3日目の3月13日の日曜日には、大勢の皆さんと一緒に礼拝を捧げる事ができました。まだまだ○○さんにお話したいことは沢山ありますが、み言葉は全部その通りになりました。
 
 思い返すと、マルタをまっすぐ見つめて語られたイエス様は、あの地震の時、この私にも同じように語り、一緒にいてくださったので安心して過ごす事ができたのだなあと思います。イエス様こそ力強い復活の命、人間を照らす光です。どんな時にも私たちと一緒にいてくださる方、それがイエス様です。今日午後には近所の方にイースターエッグを届けますが、喜んでイエス様のことをお伝えしていきましょう。


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Posted by 宮城野愛泉教会 at 00:31│Comments(0)お知らせ
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